利用者様たちの楽しみをみんなで創造する。
苑内生活の一大イベント・夏祭り
当苑では利用者様に苑内生活を楽しんでいただけるよう、季節ごとにさまざまなイベントを開催しています。中でも最も盛大に行われるのが、夏祭りです。ちょうちんを飾り、屋台を並べ、花火や太鼓が華を添える賑やかな祭りは、利用者様はもちろん、そのご家族や地域の皆さまにもご参加いただいており、山翠苑の夏の風物詩として親しまれています。
そんな夏祭りの運営を担うのが、夏祭り実行委員会です。委員会のメンバーは、毎年3月頃に選出され、介護士から事務職員まで、さまざまな職種のメンバーが連携しながら祭りの企画・準備を行います。
毎年試行錯誤してアイデアを
夏祭りは毎年、日中の暑さが和らぎ始める夕方よりスタートします。屋外に舞台を設け、焼き鳥やたこ焼きなどの屋台、カラオケステージや盆踊り、太鼓パフォーマンスなど、賑やかに開催されます。こういった夏祭りのプログラムを企画し、準備・運営まで行うのが、実行委員会の役割です。
夏祭りは苑内でも大きなイベントのため、できるだけ多くの職員が関われるよう、実行委員会の顔ぶれは毎年同じではなく、異なるメンバーを選出しています。ベテランから若手職員まで、年齢やキャリア、職種の違うメンバーがアイデアを出し合って祭りの企画を話し合います。
メンバーが変わることで、祭りの内容も微妙に変化します。たとえば、昨年は屋外だった祭り会場を屋内に変更しました。これは猛暑が続いていることから利用者様の体調を考慮し、空調の効いた屋内でより快適に祭りを楽しんでもらおうという思いからの発案です。このように、委員会メンバー同士が試行錯誤を重ねながら、いかに利用者様に楽しんでもらえるか工夫を凝らしています。
協力し合いながら、自分の役割を
入職して4年目の形山遼さんは、今年初めて夏祭り実行委員会のリーダーに抜擢されました。「リーダー職を務めるのは初めてですが、経験豊富な先輩方に助けてもらいながら、頑張って祭りを盛り上げたい」と意欲的です。入職2年目の冨田和さんは、実行委員会としての活動には初参加ですが、「皆さんに楽しんでもらえるよう頑張りたいですね」と笑顔を見せます。ポスターづくりや地域の方にも夏祭りに参加してもらえるよう務めるなど、それぞれのメンバーがそれぞれの役割で、苑内の一大イベントに取り組み、利用者様たちの楽しみを創造しています。