リスクマネージメント・身体拘束防止委員会

田中淳(施設長)、高橋朋秀(8年目/リーダー・介護士)、水島尚子(38年目/サブリーダー・相談員・ケアマネージャー)、木村雅映(7年目/相談員)、巣守誠(17年目/介護総括主任)、細田英行(14年目/介護士・主任)、橋谷友康(15年目/介護士・副主任)、山本綾音(4年目/介護士)、青山真由美(3年目/介護士)、藤田誠(1年目/介護士)、西野成美(11年目/看護総括主任)、池端順子(38年目/管理栄養士)

万一の事故にもスムーズに対応できる体制をつくる。

ヒヤリハットを防ぐ活動を

 介護の現場では「ヒヤリハット」という言葉が使われます。これは、利用者様を介助している最中、ヒヤリとする出来事に遭遇したり、ハッとする状況に出くわすこと。身体機能や衰えていたり、徘徊などの症状がある利用者様は思わぬ動きをすることがあり、このような事態は介護現場で働いていると、誰もが避けて通れません。「ヒヤリハット」を見逃すと、転倒や転落、食べ物を喉に詰まらせる誤嚥(ごえん)など、重大な事故につながることも。事故を引き起こさないためにも、原因を探り、再発防止のための対策を行うことが必要です。
 当苑では、リスクマネージメント身体拘束防止委員会が事故を未然に防ぐためのさまざまな活動を行っています。

苑内の連携で、万一の事故に対応

 リスクマネージメント身体拘束防止委員会では、各フロアから報告のあった事故・ヒヤリハット事例をデータにて集計。統計から事故が起きやすい時間帯や状況、要因などを検討し、未然防止に務めています。
 また、認知症状が重く、特に危険度の高い利用者様をピックアップし、全職員に注意喚起を行っています。さらに、リスクマネージメント身体拘束防止委員会で話し合われた内容は議事録として各フロアに配布。情報の共有化を図っています。
 リスクマネージメント身体拘束防止委員会のメンバーは、介護士を中心に、看護師や相談員など多職種で構成されています。利用者様と接し、介護を受け持つ介護士はもちろん、ご家族への説明を担当する相談員、誤薬など医療的なケアを担当する看護師など、それぞれの職種から万一の事故への対応を話し合います。事故の状況によっては行政や保険会社への連絡が必要になることもあります。どのようなケースでもスムーズに対応できるよう、第三者委員会などを通じて、苑内の連携を図っています。

事故の予兆に気づけるようになった

 介護が必要な利用者様は、予期せぬ動きをすることも多く、何が起こるかわかりませんし、元気な人ほど危険なこともあります。
 また、どんなに気をつけていても、防げない事故もあります。万が一事故が起きてしまったときには、委員会で再発防止策を検討しています。シテいますさらに、苑内外の研修に参加したり、過去の経験から先輩が後輩にアドバイスするなど知識の修得につとめています。
 入職3年目の青山さんは、「最初はなかなか目が行き届かないこともありましたが、委員会メンバーの先輩方と話し合いをするなかで、どのような状況で事故が起きやすいか予兆に気づけるようになりました。」と、委員会活動を通じて、事故防止への意識が高まったことを実感。そのような意識を全職員が共有できるよう、活動にも前向きにより組んでいます。

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